介護パジャマ製品

kájikaのイージーオン・オフ療養パジャマができるまで

Kajikaのイージーオン・オフ療養パジャマ
​​​​​​​ができるまで

Product Development Process

母のパジャマがまだ真中開きのものだった時のことです。入院先で着替える際に、連続で寝返りを打たせた事で、めまいによる嘔吐をしてしまいました。また母は肩関節が生まれつき浅かったのですが、数か月間の着せ替えで肩関節が緩くなってしまい、次第に皮膚が弱くなって、パジャマの布擦れや、介助者のちょとした爪よる擦れでも、皮膚がすり傷になってしまいました。真ん中空きのパジャマの着せ替えは、寝たきりの母にはぜんぜん向いていませんでした。そこで安全に、楽に着せ替えできるパジャマが必要と考えました。”包む様に着せ替え”ができ、部分開けによる検温や血圧測定、胃ろうなどの医療行為もスマートにでき、背中のずり上がり防止のロングバックサイド、気切にも対応する襟回りなど、丈夫な縫い目、優しい肌触りの生地、おむつありでの股上やパンツ丈、試行錯誤を繰り返しながら、機能性とデザイン性の双方を持ち合わせたパジャマが出来上がりました。 日本製の上質な生地ですので長年の使用と洗濯にも耐えて美しさが長持ちします。直線ラインは殆どなく、美しいデザインにもこだわりました。 人生のどのようなステージにあっても、服を着る楽しみも大切にしていただきたいという願いをこめました。

介護する側の悩み

時間のかかるお着換えに
もどかしさを感じる

着せるときに持ち上げたり
おこしたり、体力的につらい

介護される側の悩み

着替えの体勢がツライ。何度もゴロンと
させられて目が回る・・・

寝ている時間が多いけど
パジャマのデザインを楽しみにしたい